「心塾®」とは
東京都日野市にある『心塾』は、首都圏で学ぼうとする交通遺児が心置きなく勉学に励み、安心して暮らすための場です。
そして、一人ひとりの「心を育てる」空間でもあります。
社会に出る前の、「もうひとつの学び舎」として、ここでしか得られない“なにか”を、ともに探していきましょう。
東京都日野市にある『心塾』は、首都圏で学ぼうとする交通遺児が心置きなく勉学に励み、安心して暮らすための場です。
そして、一人ひとりの「心を育てる」空間でもあります。
社会に出る前の、「もうひとつの学び舎」として、ここでしか得られない“なにか”を、ともに探していきましょう。
公益財団法人交通遺児育英会は、東京通学圏外に在住し、高等学校を卒業後、東京圏の上級学校で修学する交通遺児のため、設立から9年後の1978年(昭和53年)に『心塾』を開設いたしました。
これまで800人余の卒業生を送り出してきましたが、開設以来、大切にしているのは経済的、精神的に安心して学べる環境を整えること、そして、塾生の心を育むことです。
塾名『心塾』は「学業で得た知識や経験は、“心”があって初めて人のため、世の中のために活かすことができる」ということ、「支援して下さった多くの方々のやさしい“心”によって、この塾を開設できたこと」に由来します。
『心塾』は、これからも学生やご家族の皆様が安心できる場でありつつ、「温かい心」「広い視野」「行動力」を兼ね備え、広く社会に貢献できる人材の育成に取り組んでまいります。
交通遺児育英会は1969年(昭和44年)設立ですが、設立直後から、交通遺児の保護者の皆さんから「東京の大学に進学したいという夢」をかなえてあげたいという多くの声がありました。そのような折り(1973年/昭和48年)、のちに第1次オイルショックと呼ばれるインフレによる狂乱物価が発生し、交通遺児家庭の経済状況が悪化し、進学環境を悪化させました。このような状況下で、交通遺児の「東京の大学に進学する」という夢を実現するため、1976年(昭和51年)学生寮の建設計画が動き出し、1978年(昭和53年)4月4日に学生寮『心塾』が竣工しました。 『心塾』という名は、多くのあしながおじさんの善意の“心”によってこの塾が建てらえたことと幕末の蘭学者緒方洪庵の曾孫である緒方富雄先生の「いくら学問をしてもその人に人間の“心”がなければ学問は役立たない」という先生の教えから命名されました。時を経て、2000年代に入り、多くの保護者の方からの「東京に次いで学生の多い関西にも学生寮の開設を」という声を受け、2005年(平成17年)に関西にも「心塾」を開設しました。
修学の意味とは、これまでに蓄積されてきた知識を学ぶこと、さらにその知識を改善、改革して一歩前進させる力をつけることです。『心塾』は奨学生が食住の心配なく修学に専念できる場です。
社会に出ればコミュニケートする力が大事です。コミュニケートする力で、自らのタスクを理解し、コミュニケートする力でそのタスクを解決できるのです。『心塾』では塾生のコミュニケートする力を養成するために、読書感想文講座、文章講座、スピーチ講座と3つの講座を設けています。講師は大手新聞社の記者、大手企業で役員のスピーチライターをしていらっしゃった方々にお願いしています。
Wi-Fiを完備した19.12mの一人部屋を用意。室内にシャワー、トイレ、洗面台、洗濯機を設置し、暮らしやすさに配慮しました。
食堂やラウンジなどコミュニティスペースも充実。そのほか、塾長室や教務室、研修室やイベントホールもあります。
専属の栄養士により、若い世代に必要な栄養素を含んだ、バランスの良い献立を用意。毎日朝と晩の2食が提供されます。
共用棟の食堂、ラウンジ、イベントホール、研修室(パソコン、シアタールーム、楽器練習室兼用)、ゲストルーム、塾長室、教務室、管理人住居は、すべてバリアフリー対応としています。
※「BELS」(「Building-Housing Energy-efficiency Labeling System」の略称。)とは、一般社団法人 住宅性能評価・表示協会が運営する省エネ性能を表示する第三者認証制度の1つ。一次エネルギー消費量をもとに5段階の星マークで表示し、当施設では居住棟が設計一次エネルギー消費量30%削減を実現しており、ともに5ツ星を獲得しています。
平成20年5月、埼玉県所沢市に「心塾」東京寮分室として、所沢寮を開設しています。
この寮は、オーナー様のご厚意で、ワンルームマンションの5部屋を提供していただいたものです。キッチン、洗濯機、トイレ付ユニットバス、エアコン、ベッド、冷蔵庫などが備えられ、インターネットも使用可能です。
※「心塾」東京寮に原則1年以上在寮した寮生が対象です。
令和2年4月、東京都武蔵野市に「心塾」東京寮分室として、武蔵境寮を開設しています。
この寮は、篤志家の方から贈与を受けた土地・建物を改修し、男性用居室2部屋、女性用居室2部屋、計4部屋の寮としてオープンしました。キッチン、シャワー、エアコン、ベッド、冷蔵庫、浴室、洗濯機、洗濯乾燥機などが備えられ、インターネットも使用可能です。
※「心塾」東京寮に原則1年以上在寮した寮生が対象です。
部屋は全室個室で、ベッド、机・イス、本棚、タンス、エアコン、Wi-Fi等を完備しています。身の回りのものだけですぐに快適な学生生活がスタートできます。
地域や間取りの内容によって
月15,000円~25,000円のタイプをご用意しています。
献立は専属の栄養士によって考えられているので、栄養が偏りがちな一人暮らしでも安心です。朝食は洋食と和食から選べて、夕食もバリエーション豊富に用意されています。友だちと一緒ならさらに美味しく感じられます。
※食事時間は施設によって異なります。
みんなで食事が楽しめるダイニングルームのほか、パブリックバスやランドリールーム、キッチンコーナーなど、設備も充実し、快適な暮らしをサポートします。
常駐の寮長夫妻が快適な日常生活をバックアップ。
留守中の郵便物や宅配便の受け取りもお任せできます。
防犯・防災はもちろん、ケガや急病といった万が一の時も安心です。
広い範囲に暮らす関西寮の塾生ですが、入塾式や卒塾式のほか、企画行事を実施するなど、塾生の交流の機会を設けています。また寮ごとの個人面談、企画行事、翌年度の在寮継続面談、また年4回の読書感想文講座を実施しています。
「交通遺児育英会」や「あしながおじさん」を名乗るメールやラインその他不審な勧誘にご注意ください。
当会では、個人に対して、メールやラインおよびフェイスブック等での勧誘は一切行っておりません。