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VOICE

高校奨学生の声

たくさんの体験を将来につなげたい 修学旅行での学び

大阪府 3年 F・H

「もっと北海道にいたい」。最終日、帰りの飛行機の中でそう思いました。中学3年の修学旅行や高校1年の時のスキー合宿が中止になっていたので、高校2年での修学旅行は久しぶりの宿泊行事でした。

僕自身は飛行機に乗るのが初めてだったので、緊張もしていて前日は全く眠れませんでした。飛ぶ瞬間はとても不思議な感覚でした。少したって外を見ると、当たり前のことだけど、雲より高い位置を飛んでいて、印象的な初体験となりました。
北海道に着いて、まず国立アイヌ民族博物館で先住民のアイヌの人たちの歴史を学びました。何を食べて、どんな道具を使ってどのように食べ物をとっていたのか、どれほど環境を気遣って生活していたのかを詳しく解説してもらい、展示物を見学しました。その施設があるウポポイ(民族共生象徴空間)という場所は、広くてとてもきれいでした。

別の日の農業体験では、プルーンの間引きや、リンゴの葉からアブラムシを除去する作業をしました。ここの農場の方は高校の農場体験で農業に興味を持ち、全く違う人生を送った後に「やっぱり農業がしたい」と思い、今に至ったそうです。時間がたっても、高校時代の思いが今につながっていることに驚きました。僕も今後はたくさんのことを体験して将来につなげていきたい、と強く思いました。

最終日の一番の楽しみはラフティング(川下り)でした。これはチームの皆が息を合わせないとうまく進まないのですが、僕のチームは最速で、インストラクターの方に褒められてうれしかったです。

5日間を振り返ってみると、僕たちはたくさんの人たちのお陰でいろいろな体験ができた、と改めて思いました。この修学旅行での経験が、自分の将来につながっているかもしれないと思うとワクワクします。

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