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VOICE

高校奨学生の声

「留学」「大会」「勉強」自分史上一番の年 力強くもっと前へ

三重県 3年 中村 太一

私は昨年の1年間で、いくつかの「初めて」を体験しました。

一つめは「留学」です。夏休みに交通遺児育英会が主催する米国での海外語学研修に参加しました。初めての留学にわくわくしながらも、英語でしっかり会話ができるかどうか、とても不安で緊張したことを覚えています。ホームステイを通じ、日本とは異なる生活様式や文化を学びました。観光地を巡ったり、ショッピングをしたりとアミューズメントも多く、記憶に残る最高の体験でした。

二つめは「大会」です。私は現在、高校で山岳部に所属しています。毎年5月に実施される県大会に、2年生になり初めて参加しました。他の運動部の大会とは違って、筆記試験、調理、体力勝負などたくさんの項目があり、大会準備も含めて大変で難しかったです。その一方で、チーム戦ならではの仲間の大切さ、ありがたみが感じられてよい体験になりました。

三つめは「勉強」です。1年生の時は成績も右肩上がりで調子が良く、勉強に身が入っていました。しかし2年生になると勉強する気力が失せて集中できなくなり、苦しみと焦りが私を支配しました。ところが、夏休みの語学研修から帰国した後から私の中にあった何かが変わり、再び勉強に身が入るようになりました。

もう二度と体験したくない苦しみでしたが、未知の経験ができたという面では、よかったのかもしれないと思います。

この1年は私史上、一番の年でした。今年は受験で大変な年ですが、力強く前に進んでいこうと思います。

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