令和6年上半期の歩行者の交通事故は前年と比較すると発生件数、死者数ともに増加しており死者数は31人で、前年に比べ13人増加で都内の交通事故による死者数69人のうち44.9%を占めていてます。
歩行者の交通事故は、夕方の薄暮時間帯を含む午後4~8時に多発しています。警察庁では、日の入り前後1時間を「薄暮時間帯」と呼んでいます。この薄暮時間帯は「自動車対歩行者」の事故が多いです。年齢層別の死者数では、高齢者が特に多く歩行者の死者全体の61.3%を占めています。
ほとんどが「横断中」に発生しており、歩行者の横断中に発生した死亡事故の約8割が「横断歩道以外」で発生しています。必ず横断歩道を渡るようにしましょう。また、道路を歩くときは、交通ルールを守りドライバーから目立つように、明るい色の服装や反射材を身に着けるなどの工夫をしましょう。
ドライバーのみなさんは、薄暗くなる前から前照灯を意識的に使用する「前照灯の早め点灯」を行い自分の車の存在を周囲に知らせるなどを心掛けるとともに、道路状況に応じてハイビームを活用するなど歩行者を見落とすことがないようにしましょう。交通遺児育英会は、交通事故・飲酒運転ゼロ実現のための協賛をしています。
▼警察庁HPより
https://www.npa.go.jp/bureau/traffic/koutsuuannzennjyouhou.html