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VOICE

高校奨学生の声

経験こそ「宝物」 冬のイルミネー ションに感動!

群馬県 3年 榎本 舞雪(まゆき)

中学校卒業後、ずっとコロナ禍の中での生活で友人と遊ぶ機会もあまりないまま過ごしていました。

コロナの感染者数も減少傾向にあった2年生の時の12月、中学のころの友人と会う約束をしました。私は「会って話ができればそれでいい」と思っていたのですが、友人の提案は「電車で隣の県の有名なイルミネーションを見に行こう」でした。

正直なところ、イルミネーション自体にあまり興味がなかったこと、電車での外出も、夕方からの外出も面倒だと思ったこと、そして何より寒さに耐えられないと思い、私はその提案に乗り気ではありませんでした。

断るチャンスもなく、少々だるい気持ちで迎えた当日。新調したお気に入りの上着を着て、少しでも気分を上げて待ち合わせの駅に向かいました。
北風が強く、昼間なのにとても寒かったけれど、友人の姿を見つけた瞬間、テンションは上がり、ワクワクが止まりませんでした。初めて乗る電車、初めて降りる駅、初めてのイルミネーション。光を見ることの何が楽しいのか分からなかった私が、到着直後からイルミネーションに心を奪われていました。
映える写真を撮ったり、推しのメンバーカラーのイルミネーションを見つけたり、美味おいしいものを食べたり、久しぶりに会った友人と絶え間ない会話を楽しんだり。出かけるのを渋っていた少し前の私に伝えたいです。

「激楽しいよ!!」

乗り気でないこと、苦手なこと、何でも思い込みで敬遠せずに、経験してみれば楽しいことはたくさんあるんじゃないかなと思いました。経験することは自分の宝物が増えるということです。

経験は宝物。

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